冬の夜はミステリー
2010年2月20日 半七捕り物帳を読んでいて、場面に知っているお寺などが出てくると、俄然イメージが鮮明になってくる。これは本を読んでいて、実際に面識のあった人が出てくると活字が立ちあがってくるような感じを・・・
2010年1月20日 このあいだの土曜日は、家の中にいてもうすら寒く感じられるような、ひどく空気の冷たい日だった。近くの中学校で講演会があるというので、あまり準備もせず軽装で自転車を飛ばして出かけたが、目指・・・
2009年8月20日 夜中に目を覚ますとヤモリの鳴く声がした。キキー、キキーと間断なく続いている。どうやら一匹ではない。枕元にあった眼鏡をかけて目を凝らすと、天井に2匹這っている。タイの中部、ミャンマーとの・・・
2009年7月20日 ある日の産経新聞の第一面に「人生戦略の立て方」という一文が載っていた。最近やたらと顔写真が載っているKという女性評論家のもので、日本人は人生戦略もなくただ漫然と生きている、時間の使い方・・・
2009年3月20日 朝のあわただしい時間、テレビの幼児番組を見るともなしに見ていて、ときおり流れてくる歌がある。「みんなちがってみんないい~♪ みんなちがってみんないい~♪」。詞もいいが、曲もいいので、つ・・・
2008年7月20日 なんだか最近日本も殺人事件が多いなあと思いながら、ふと本棚を眺めたら『人が人を殺すとき』という本があったので、読みかけの『こんな日本でよかったね』をやめて、そっちを読むことにした。前に・・・
2008年4月20日 誰でもいい、人を殺したくなったという事件が、相次いだ。誰が被害者になってもおかしくなかったという事実にたじろぎながら、どういうことなのかと誰もが思ったに違いない。営利目的でもなく、怨恨・・・
2008年3月20日 尾崎放哉の句集が文庫本で出ていたのでつい買ってしまった。放哉の句集はもう何度か買ったと思うが、いつもどこかにやってしまって、見当たらない。どこかにある、というのが放哉には相応しい感じも・・・
2008年1月20日 再生紙を見るたびにやれやれという思いが前々からしていた。こんなもの環境に役立つはずがない。古紙をリサイクルすることは、かえってエネルギーをたくさん浪費して環境に悪そうだってことは、誰だ・・・
2007年11月20日 『普通の家族がいちばん怖い』という本が面白かった。日本の普通の家庭の食卓の風景を通して、見えてくる家族の実像を描いたものである。といっても、本に載っているのは76枚の食卓の写真と72・・・